みなさんこんにちわ。クリエイション江口の北川です。
コロナウイルスの影響でマスクがどこにも売ってません。
「ここにマスク売ってたよ!」という情報があればぜひ教えて下さい笑。
前回のブログで、クリエイション江口では、
「プレウォール工法を採用しています」
「断熱性・気密性の高いパネルで家全体をすっぽり囲っているんですよ」
「だからあったかくて、涼しいんですよ!」
ってお話ししたと思います。
でもよく考えたら・・・・
『すっぽり囲って換気はどうするの? 窓開けたら一緒じゃないの?』
っていう疑問が沸くと思うんです。
私たちもこの工法を採用するときには当然そう思いました。当たり前ですよね。
そこで今回は、その換気について書こうかなと思います。
換気は当然必要です。
閉めきっていれば家の中の空気は、ハウスダストや湿気、ほこり、カビ、二酸化炭素などでどんどん汚れていきます。
外からもウィルスや黄砂、花粉なども持ち込んでしまいます。
そんな時は、窓を開けて、中の空気を一気に入れ替えるのが一番なのですが、それをすると、せっかくの暖気や冷気を外に逃がしてしまいます。
また、新たに外のいろいろな汚れを中に取り込むことにもなります。
24時間全熱交換型換気システム~澄家(すみか)~
クリエイション江口では、そういうことも考慮して、換気については【24時間全熱交換型換気システム 澄家(すみか)】という換気システムをこのプレウォール工法を採用する際には併せて提案しています。
簡単に言うと、床下の空間を利用して機械を設置し、そこから各部屋にダクトを通して給排気を行うというシステムです。意外と発想は単純です。
(写真上:各部屋からの排気ダクト 写真下:熱交換機)
機械を使用して、中の空気を外に出し、外の空気を中に取り込む訳です。窓を開けなくて済むということになります。
でも、ただ単にそれだけをすると窓を開けた時と同じで、中の熱を逃がしてしまいます。
でもこの【澄家】は、空気の入れ替えをするときに、熱交換機を介して中と外の空気の熱を交換します。( 熱交換率は、80%~90%です。)
外の暑い空気は涼しくして、外の冷たい空気は温かくして中に取り込み、家の中を循環させます。換気による家の中の温度をなるべく変化させないようにするわけです。ここが窓を開けて換気することとちがうわけです。
もちろん外の空気を取り込む際には、フィルターを通して取り込みますので、花粉などの汚れは家の中に取り込むことはありません。
(写真:外気を取り込む屋外給気口)
これを名前のとおり24時間機械を動かして、熱を交換しながら行うわけです。
この熱交換の説明をするとよく、『じゃあ エアコンはいらないんじゃないの? 全然、温かくないよね。 涼しくないよね。』って勘違いされるのですが、あくまで換気の機械なので、いくら熱交換をするといっても室温を上げたり、下げたりという機械ではありません。
前にも書きましたが、換気による家の中の温度をなるべく変化させないようにするだけです。
空気がキレイな家
最近は、昔と違い、子供たちが外に出て遊ぶことが非常に少なくなりました。
子供の人数が減ってきたことや、物騒になってきたこと、花粉やウィルスで外に出にくくなったこと、いろいろなことがあります。
家の中で遊んだり、家の中にいる時間が本当に増えたと思います。
ですから家の中の空気というものにはとても気をつかわなければならない環境になってきました。
あったかい、すずしい だけでなく、きれい ということもこれからは大事な要素になります。
とくに新築の住宅を建てる際には、工法やデザイン、省エネなどが重視されますが、家の中の空気環境という意味で、換気についてもいろいろ考えてみてはいかがでしょうか。
※ いろいろ書きましたが、説明不足のところがあったかと思いますので、[澄家]の詳しいことについてはこちらからお願いします→sumika(澄家)-MAHBEX-