ポジティブな言葉の力~ラベリング効果はチームの成長につながる!?~

こんにちは!

クリエイション江口のはるかです

先月こんなブログを書きました

~心理的安全性の重要度~安心して働ける職場とは?

若手育成や社内環境をよくするために情報を取り入れていこうと思っています

今回のブログは最近情報を見ていた中で気になった「ラベリング効果」というものが気になったので調べてみました!

部下や後輩を指導する立場でも同僚でも、日々のコミュニケーションで使う言葉がどれほど大きな影響を与えるかを実感することがあると思います。

言葉には、相手のやる気や自己評価に直接作用する力があると思っています

ラベリング効果とは、心理学の分野で広く知られている概念で、人に特定のラベルやレッテルを貼ることで、その人がそのラベルに沿った行動や態度を取るようになる現象を指します。この効果は、教育や職場、日常生活など、さまざまな場面で活用できます。

ラベリング効果の由来

ラベリング効果の概念は、1960年代にアメリカの社会学者ハワード・ベッカーが提唱した「ラベリング理論(Labeling Theory)」に由来しています。

ベッカーの理論は、犯罪や逸脱行動の研究で、社会が特定の人々や行動に対して「犯罪者」や「逸脱者」といったラベルを貼ることで、その人たちが実際にそのラベルに合致した行動を取るようになることを示したものでした。

この理論がラベリング効果の基礎となり、後に心理学や教育学の分野でも広く応用されるようになりました。

ラベリング効果のメカニズム

ラベリング効果は、自己成就的予言(Self-Fulfilling Prophecy)という心理的現象と深く関連しています。

これは、人が特定の期待を受けると、その期待に応えようとする傾向が強まる現象です。たとえば、子どもに「君は賢いね」と言い続けると、その子どもはその期待に応えようと努力し、より賢い行動を取るようになることがあります。

逆に、「君はできないね」といったネガティブなラベルを貼ると、その人はその評価に沿った行動を取りがちです。

言葉の大切さとポジティブなラベリング

言葉は、相手の行動を導く大切なツールです。特に指導の場では、適切な言葉を選ぶことで、部下や後輩の自信を引き出し、モチベーションを高めることができます。

たとえば、「君はいつも努力を惜しまないね」といったポジティブなラベルを使うことで、相手はさらに努力を続けようとします。

こうしたポジティブなラベルを積み重ねることで、信頼関係が強まり、チーム全体のパフォーマンスも向上します。

ネガティブなラベリングのリスク

一方、ネガティブなラベリングは大きなリスクを伴います。

「君はミスが多い」といったネガティブなラベルは、相手の自己評価を下げ、モチベーションを低下させるだけでなく、実際にミスを増やす原因にもなります。

言葉一つで相手の行動が変わる可能性があるからこそ、指導者は慎重に言葉を選ぶ必要があります。

まとめ

ラベリング効果は、人の行動や自己評価に大きな影響を与える強力な現象です。この効果を理解し、意識的にポジティブなラベリングを活用することで、教育や指導の場面で他者の成長やモチベーションを効果的にサポートすることができるので、個人の成長や組織の発展にとっても非常に重要だと思いました!

意識的に使っていきたいと思います

ここまで読んでいただいてありがとうございます✨